産後の抜け毛はコラーゲンで改善!産後の抜け毛の原因とコラーゲンが抜け毛・薄毛に良い理由

妊娠・出産を経た女性の体には様々な変化が現れます。そのなかのひとつとして、「産後の抜け毛」問題があります。

産後の薄毛・抜け毛はほとんどの女性が経験することですが、やはり人目が気になってしまい、精神的にもネガティブになってしまう方は珍しくありません。

赤ちゃんを抱くお母さん

入浴後、排水溝に多量の抜け毛がたまることもよくあり、多くの女性がショックを受けてしまいます。

そんな産後の抜け毛に悩む方にオススメしたいのが「コラーゲン」。しかしどうしてコラーゲンが抜け毛に良いのか、疑問ではないですか?

そこでここでは、産後の薄毛・抜け毛対策になぜコラーゲン摂取をオススメするのか、その理由についてご説明します。

産後の抜け毛の原因は?

産後の抜け毛とは反対に、妊娠中、髪の毛が妊娠前よりも濃く健康的なツヤを放つようになった、ということはよくあります。

このように髪の毛に大きく変化が現れるのは、妊娠・出産を導く女性ホルモンの状態が原因です。

女性ホルモンには「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)の2種類があります。女性の体はこれらの女性ホルモンの分泌量の増減によって、月経を迎えます。

月経終了のおよそ2週間後に排卵が起きると、プロゲステロンの分泌量が増えます。これにより妊娠に向けて子宮内膜が厚くなり、受精卵の着床への準備を行っているのです。

受精卵が着床し妊娠した場合、出産をするまでプロゲステロンは増え続けます。と同時にエストロゲンもまた、分泌量が増えます。

なぜならエストロゲンは出産に向けて乳腺を発達させたり、子宮口を柔らかくしたりする働きがあるためです。

妊娠中、髪の毛が濃くツヤツヤとするのは、このエストロゲンの量が増えていることが理由。というのも、エストロゲンは別名「美肌ホルモン」とも呼ばれるように、血行を良くして健康的な肌や頭皮を作る働きがあるのです。

ですが残念ながらエストロゲンの分泌量は出産後、急激に低下してしまいます。すると妊娠中は抜けずに残っていた髪の毛が急に多量に抜けるようになり、結果的に抜け毛・薄毛問題を引き起こしてしまうのです。

この現象を「産後脱毛症」などと呼びますが、多くの場合、産後3か月から半年のあいだに抜け毛が目立つことになります。

どうして抜け毛改善にコラーゲン?

ではこのような産後の抜け毛対策にコラーゲンがなぜ良いのでしょうか?

抜け毛を減らし、健康的なコシのある髪の毛を育てるためには、すでに生えている髪の毛自体ではなく、その土壌となる「頭皮」の環境を向上させる必要があります。

髪の毛と頭皮の構造

髪の毛は、頭皮にある毛穴から生えています。厳密には、毛穴奥にある毛根の一番下にある「毛母細胞」が細胞分裂を何度も繰り返すことで、髪の毛が伸びるのです。

そのためこの髪の毛の元である毛母細胞に充分な栄養が行き渡る必要があります。毛母細胞に栄養を運ぶのは毛細血管を流れる血液――そこでポイントとなるのは、頭皮の血行が良いかどうか、という問題です。

ここで登場するのが、コラーゲン。

コラーゲンは肌奥の層「真皮層」にあり、ベッドのスプリングのように肌の弾力やハリを作り、多少の保湿・保水作用もあります。

この「肌」という条件は、実は頭皮に対しても当てはまります。あまり意識している方はいないかもしれませんが、頭皮は顔の肌の延長線上にあるため、基本的には顔や体の肌と同じ構造なのです。

そのためコラーゲンは頭皮にも当然ながら存在し、頭皮の弾力、柔軟性、保湿を担っています。

そしてコラーゲンは血管の構成要素でもあり、血管の弾力や柔軟性を担っています。そのためコラーゲンは血行促進作用もあるのです。

以上から、コラーゲンが十分に存在してその機能がきちんと働いていれば、毛穴奥の毛母細胞に栄養が届くため、元気でコシのある太い髪の毛が育つという訳です。

頭皮が硬いと血行不良に!

産後にかかわらず抜け毛や薄毛にお悩みの方の頭皮は、往々にして硬く、両手で持って動かそうとしてもほぼ動かないことがあります。

そのような硬い頭皮状態では、コラーゲンが本来担うはずの柔軟性が発揮できておらず、血行不良にもなっていることは想像に難くないでしょう。

そのため食事やサプリメントでコラーゲンを体に取り入れるようにし、また頭皮マッサージを行うことで頭皮を柔軟にして、血行を促進させるようにしましょう!

睡眠不足やストレスも抜け毛の原因に!

また出産後の抜け毛の原因として、睡眠不足やストレスも関係していると言われています。

当然ながら出産後は体調の変化と同時に生活環境・生活習慣が大きく変わり、睡眠不足や栄養不足、ストレス過多などになりがちです。

睡眠中は成長ホルモンが分泌される時間。特に入眠後3時間は成長ホルモンが分泌されるピークの時間のため、この3時間に質の良い睡眠を取らなければ、ダメージを受けた細胞の修復やストレスの緩和を行うのが難しくなります。

とはいえ、出産後は赤ちゃんのお世話などに追われて、どうしても十分な睡眠時間や熟睡時間を作るのは無理な場合は多いでしょう。そのため睡眠不足や疲労感をカバーするためにも、サプリメントを上手に活用し、産後の抜け毛改善を図ることをオススメします。

体のために栄養素をバランスよく!

コラーゲンは一度に多量に摂取しても、効果が急激に出る訳ではありません。反対に極端に規定量以上のコラーゲンサプリを体に取り込むと、コラーゲンの過剰摂取により発疹などのトラブルが起こる可能性があります。

赤ちゃんとお母さん

そのためサプリメントを活用する際は規定量を守り、またサプリだけではなく食事からも栄養素を摂取するようにしてください。

コラーゲンだけではなく、食物繊維やビタミン類、ミネラル、イソフラボンなども髪や肌に良い効果が期待できるため、これらの栄養素も含んだ食材を食事に入れて、出産後の変化の多いご自分の体を優しくいたわるようにしましょう。

  • Facebookで共有する
  • Twitterで共有する
  • LINEで共有する
  • はてなブックマークで共有する
記事一覧に戻る