男性にも必須のコラーゲン!薄毛、脂肪、血糖値にもコラーゲンが効く!?

「コラーゲン」と聞くと、「お肌がツヤツヤになる」「お肌のハリが良くなる」なんていうイメージが先行して、「なんだか女性のための栄養なんじゃないか」と考えている男性の方、多いのではないでしょうか。

しかし、それは大きな間違い。実はコラーゲンは男性も積極的に摂りたい栄養素なのです!

サプリを持つ男性の手

今回は男性のためのコラーゲンの働きに関するお話です。

お肌だけじゃない!コラーゲンの働き

確かにコラーゲンは、皮膚の真皮に多く含まれていますが、なにも真皮にだけに含まれているというわけではありません。

コラーゲンをよく含む食品の代表が、牛すじであったり、骨髄だったりするように、私たちの身体の中の腱や骨、関節などにも多くのコラーゲンが含まれているのです。

ではそうした、肌以外に存在するコラーゲンは、私たちの身体の中でどのような役割を果たしているのでしょうか。

肌以外のコラーゲンの働きって?

現在、肌以外に存在するコラーゲンの役割として以下のようなものが確認されています。

■脂肪細胞を縮小させる
■骨密度を高くし、骨をしなやかに強くする
■関節の痛みを減らす
■血糖値の上昇をゆるやかにする

肌のハリツヤだけでなく、いろいろなところでコラーゲンは私たちの役に立っているのです。

特に外食の多い男性には、血糖値の上昇をゆるやかにしたり、年配の方であれば、骨密度を高くする手伝いをするコラーゲンの働きはうれしい限りですね。

コラーゲンの減少が、薄毛を引き起こす!?

肌を中心に、全身で作られているコラーゲンですが、年齢とともにその生成能力は低下してしまいます。

このコラーゲンの減少で生じる問題はお肌の荒れにとどまらず、実は毛髪を含む体毛にも影響を及ぼすと言われるようになってきています。

私たちの体毛は、「毛包」という器官で作られています。

実はこの毛包を構成する毛包幹細胞という細胞は、コラーゲンで保護されているのです。

また強い髪の毛には欠かすことのできない毛根も、コラーゲンでできています。

髪の毛などの体毛が生まれる際、毛包幹細胞はDNAを傷つけます。この修復に体内の酵素が使われるのですが、この酵素がなんと毛包を保護するコラーゲンを分解してしまうのです。

それでも若いうちはコラーゲンが新たに作り出されますが、年齢を重ねコラーゲンが生まれにくくなると、毛包幹細胞は肌奥の真皮から肌表面の表皮へと上の層に追いやられます。それにともない、毛穴もどんどん小さく浅くなっていきます。

毛包イメージ■follicle:毛包

最終的には毛包細胞は垢となって剥がれ落ち、毛穴自体がなくなってしまいます。毛穴がなくなれば、当然ながら体毛(毛髪)は生まれなくなります。

これが薄毛の原因の一つではないかと言われています。

「最近ちょっと、おでこが広くなってきた」なんて男性の方はもしかしたら、コラーゲン不足なのかもしれませんよ。

年齢を重ねたら、コラーゲンを積極的に摂ろう

年齢を重ねコラーゲンが作られにくくなって生じる問題は、薄毛だけではありません。

コラーゲンは骨の強化に使われるので、不足することで骨粗鬆症の原因となることも。

一般的なイメージでは、骨は「カルシウム」で出来ているかのように思われている方が多くいらっしゃいます。しかし実際には、骨の約半分がカルシウムであり、残りの約半分はコラーゲンで構成されています。

骨内部はコラーゲンが網目状に張り巡らされて柔軟性を保ち、そのコラーゲンのあいだにカルシウムやリンといったミネラル成分が骨を強固にしているのです。これらの関係性は、よく鉄筋コンクリートに例えられ、「コラーゲン=鉄筋」「カルシウム=コンクリート」というイメージで表現されます。

また関節などの軟骨もコラーゲンでできているため、不足することで関節を動かしにくくなったり、痛みが生じたりといった症状が出ることも考えられます。

さらに、コラーゲンは血管を健康に保つために使われることもあるので、不足することで動脈硬化の原因となることもあるといいます。

また驚くべきことに、「老眼」もまたコラーゲン量が関係しています。というのも、眼球を形成する組織である水晶体、硝子体、角膜、網膜などにはすべて多量のコラーゲンが占めているからです。

白内障の初期症状とも言える老眼は、目のピントを合わせるために厚みを変える「水晶体」が加齢などにより固くなることで起こります。そのためいつまでも良質なコラーゲンを補給することで水晶体の柔軟性を保つことこそが、老眼を防ぐ手段のひとつとなるのです。

以上から、いつまでも健康な身体でいるために、またしっかりと働き、運動し趣味を楽しむ男性でいるためにも、コラーゲンの摂取は大切なことがよく分かります。

笑顔の家族

普段の食事でも、コラーゲンが含まれているかどうかを気にしながら積極的に摂ってみましょう。

「コラーゲンのもとになる食品が摂れていないな……」と思ったときは、パートナーの女性が愛飲するコラーゲンサプリメントを一緒に飲むというのもオススメですよ。

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