たるみ毛穴は改善できる!頬の毛穴がたるむ原因を知って、ハリを取り戻す方法を習慣づけましょう。
30代に入ったあたりから気になる女性が増える「たるみ毛穴」。早い方の場合なら20代後半から頬にたるみ毛穴は出現し、加齢にしたがってどんどんと目立つようになっていきます。
お肌の老化現象である「たるみ」と、世代を問わずスキンケアへの意識が高い女性たちがなんとかしたいと願う「毛穴」。これら二つが合わさったたるみ毛穴は、できることなら解消したいと願うのが当然のことです。
そこでここでは、この多くの女性を悩ませる「たるみ毛穴」とはいったいどのようにしてできてしまうのか、たるみ毛穴の原因とその対策についてまとめました。
目次
そもそも毛穴ってなに?
毛穴とは、体毛と皮脂の出口のこと。
毛穴の奥には皮脂腺があり、ここから皮脂が適度に分泌されることで、肌は外部刺激から守られたり、肌内部の水分蒸発を防いだり、pHバランスをキープしたりと、肌の健康が守られています。
また毛穴からは、老廃物など不要なものが外に排出されるという機能もあります。
そのため当たり前ですが、誰のお肌にでも毛穴は存在しています。
ただし毛穴の大きさは遺伝的なもので決まるため、生まれつき「毛穴が目立つ」肌質と「毛穴が目ただない」肌質の違いがあるのです。
たるみ毛穴の特徴って?
毛穴の大きさは遺伝で決まっているとはいえ、後天的な外的要因で肌荒れやシミ・シワなどの肌トラブルやエイジングサインが現れるように、毛穴の大きさや形にも変化が起こります。
もしも以前と比べて小鼻の横から頬あたりの毛穴が目立つようになってきたのなら、それは「たるみ毛穴」の可能性があります。
たるみ毛穴の特徴は、
・頬の皮膚をこめかみ方向(ななめ上方向)に引っ張ったときに目立たなくなる
・縦方向に、しずく型・涙型になっている
が挙げられます。なお、複数のたるみ毛穴がつながり、細かな筋のようになってしまっているのを「帯状毛穴」(たいじょうけあな)と呼びます。
乾燥による「小じわ」と思っている細かな線が、実はこの「毛穴の連なり」である可能性は十分に考えられるのです!
たるみ毛穴ができる原因
ではどうしてたるみ毛穴はできてしまうのでしょうか。
実はその原因は肌の奥にある「真皮」にあります。皮膚は層の重なりによって構成されており、上から「表皮層」「真皮層」となっています。
※ちなみに「表皮層」を構成する一番上の層を「角層(角質層)」と呼びます。
真皮には「コラーゲン」というタンパク質でできた線維があり、網目状に張り巡って肌の弾力をキープしています。また「エラスチン」という線維は、コラーゲンをポイントポイントでつなぎ、やはり肌の弾力キープを担っています。
そして水分保持力の高い「ヒアルロン酸」は、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めるようにして存在し、真皮構造を安定させています。
これらコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が十分にあり、正常に機能している時は、肌はハリがあるため毛穴が落ち込むことがありません。
しかしこれら「ハリ・弾力」成分が加齢や乾燥、紫外線などの外部刺激、ストレスなどによってダメージを受けたり、数自体が減少してしまったりすると、真皮構造が緩んでしまい、肌表面にも弾力がなくなって落ち込み、シワやたるみとなってしまうのです。
さらに加齢によって、真皮下の皮下脂肪も委縮し、また顔全体にある筋肉(表情筋)も衰えることで肌がたるみ、毛穴はどんどんと下方へと引っ張られてしまいます。
これらの現象が合わさることで、もともとあった毛穴が下へ下へとたるんで涙型になり、いわゆる「たるみ毛穴」となって目立つようになってしまうのです!
たるみ毛穴の改善方法!
では一度たるんでしまった毛穴を小さくすることはできないのでしょうか?
先述したように、たるみ毛穴ができる大きな原因は、真皮層にあるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸のダメージや減少です。
そのためエイジングケア用のスキンケアアイテムには、これらの成分が配合されているものが多くあります。ですが実際には、肌の上から成分を補充するスキンケア対策だけでは、まったく十分とは言えません。
そこで重要なのが、体のなかから美容成分を取り入れて、コラーゲンやエラスチンなどを自ら作り出すようにすることです。
例えばコラーゲンが豊富な食材を摂取することがおすすめです。しかしコラーゲンそのものを摂取するだけではなく、良質なタンパク質を摂取することも、結果的にコラーゲンやエラスチンなどを増やすことにつながります。
というのも、体内に摂取されたタンパク質、またタンパク質の一種であるコラーゲンは、一度アミノ酸に分解されます。そしてアミノ酸の形で吸収された後に、再度合成されてコラーゲンなどのタンパク質へと変化するからです。
つまりはコラーゲンやタンパク質を摂取すると、それらは体内でのコラーゲンの材料となり、最終的にはコラーゲンの生産量が増えるのです!
コラーゲンを多く含む食材例
【動物性食品】
・鶏皮 ・手羽先 ・軟骨 ・牛すじ ・牛テール ・豚足 ・豚バラ肉 など
【海洋性食品】
・すっぽん ・ふかひれ ・エイヒレ ・うなぎ ・エビ ・くらげ など
顔の筋肉も鍛えて!
体の筋肉が鍛えなければ衰えるように、顔の筋肉もまた鍛えなければどんどんと緩んで、顔にたるみを生じてしまいます。
また筋肉が衰えると、血行不良やリンパの滞りなどが起きるため、肌の細胞に充分な酸素や栄養が行き届かずに、それらの機能が衰えてしまうことになります。
そのため顔の筋肉も毎日ストレッチをして、たるみ毛穴改善を目指しましょう!
【簡単表情筋ストレッチ1】
大きく口を動かして、「あいうえお」を一音ずつ言いましょう。
口周りの筋肉が疲れた感覚になれば、普段使っていない表情筋がきちんと使えた証拠です。
【簡単表情筋ストレッチ2】
舌を突き出した状態で、ゆっくりと上下左右に動かします。逆回りもやってみましょう。
舌の筋肉が疲れるまで、1分程度やるのがおすすめです。
加齢だからとあきらめないで!
どれだけメイクで隠そうとしても、やっぱり目立ってしまうたるみ毛穴。加齢だから仕方がないとあきらめる前に、体の内側から足りない成分は補充して、お肌のハリ・弾力を取り戻してみませんか。
毎日のちょっとした工夫と習慣、毛穴ケアでたるみ毛穴はじょじょに改善されていきます! たるみ毛穴や帯状毛穴がひどくなる前に、1日でも早く改善方法をぜひお試しください。
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