まぶたのたるみの原因と対策|筋力低下やハリ不足でまぶたがたるむ!?たるみ防止方法まとめ
年々目が小さくなってきた気がしたり、アイメイクが決まらなくなったり、さらには目を開けるのがつらくなってきたりと、「まぶたのたるみ」で悩んでいる方が増えています。
そこでここでは、まずなぜまぶたがたるんでくるのか、その原因をご説明します。その上で、毎日自宅で簡単にできる、まぶたのたるみ改善・予防効果のあるツボ押し方法をご紹介します。
目次
まぶたのたるみの代表的な原因
まず、まぶたのたるみの代表的な原因を挙げます。
【まぶたのたるみの原因1.肌の老化】
まぶたの皮膚は全身のなかで一番薄く、その厚さはおよそ0.5~0.6mm。そのためハリ・弾力・保湿を担うコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸量が元々少ないため、乾燥しやすくたるみやすい部位です。
そのため加齢によって肌全体のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸量が減ると、比例してまぶたの皮膚も乾燥し、ハリもなくなり、若いころよりもたるんでしまいます。
【まぶたのたるみの原因2.筋肉の老化】
まぶたを閉じる際には、目周りをぐるっと囲む筋肉「眼輪筋」が使われており、上まぶたを開ける際には「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」が使われます。
上眼瞼挙筋は薄い筋肉のため、加齢によって衰えやすく、そのことがまぶたのたるみを発生させます。
最近ではスマートフォンやPC、テレビゲームなどの影響により、まばたきの回数が年齢にかかわらず減少傾向にあります。
まばたきの回数が減ると、まぶたの開閉に関わる上述の筋肉を使用しないことになるため、筋力が衰えやすくなります。
そのため年齢が若くともまぶたの筋肉が弱り、まぶたがたるみやすくなることが指摘されています。
【まぶたのたるみの原因3.摩擦】
アイシャドウなどのアイメイクを施す時やクレンジング時、アイプチやメザイクなどの二重形成によってまぶたを頻繁にこすったり引っ張ったりしていると、まぶたがたるみやすくなります。
また良かれと思って習慣的に行っているアイケア(スキンケアやマッサージ)も、力が強すぎたり引っ張りすぎたりなど誤った刺激を与えていると、反対にまぶたのたるみの原因となってしまうため要注意です!
【まぶたのたるみの原因4.眼瞼下垂】
もしも視界を遮るほどにまぶたがたるんで目が開かないレベルならば、「眼瞼下垂」(がんけんかすい)になってしまっている可能性があります。
眼瞼下垂とは、加齢などが原因でまぶたの筋肉の結合部分が緩んでしまっている状態であり、視野が狭くなったり外見上もまぶたが開いていなかったりなど、日常生活に支障をきたします。
※先天性の眼瞼下垂もあり、その場合は乳児の時期から発症します。
眼瞼下垂は疾患であり、マッサージやエクササイズでは治らないため、眼科など専門医を受診することをオススメします。
まぶたのたるみ解消法
では眼瞼下垂以外の想定される原因で、まぶたのたるみがすでに起こっている方や予防したい方にオススメの対策をご紹介します。
【まぶたのたるみ対策.肌の老化には?】
まず「まぶたのたるみの原因1.肌の老化」対策としては、当然ながらスキンケアを強化する必要があります。
もともとまぶたは乾燥しやすいため、保湿成分とエイジングケア効果のあるアイクリームなど、アイケア化粧品を毎日の習慣にプラスすることをオススメします。
目元にホットタオルを当てて、血行を良くするのもオススメです。
さらには体の内側から肌老化を食い止めるために、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など健康的な肌を維持するための物質生成を促す栄養素を意識して摂取するようにしましょう。
どれだけ高価なスキンケア成分を塗布しても、それらの成分が浸透するのはほぼ角質層までであり、コラーゲンなどが存在する真皮層にまでは届かないのが現状です。そのため体の中から栄養素を働かせ、肌のターンオーバーを正常にすることが重要なのです。
代表的な栄養素としては、コラーゲンをはじめとした肌の主要な構成成分である「アミノ酸」を摂取するようにしましょう。そのほか、抗酸化作用があり皮膚の健康維持に欠かせないビタミンCやビタミンB群などもオススメです。
【まぶたのたるみ対策.筋肉の老化には?】
「まぶたのたるみの原因2.筋肉の老化」が疑われる場合は、まばたき(目の開閉)をする筋肉を鍛える必要があります。
そのため簡単に日常的にできる動作としては、スマートフォンやPC、テレビなどを見ている時は意識してまばたきをするようにしましょう。これらの画面を見ているときは、無意識にまばたきの回数がへってしまい、筋肉が衰えるだけではなくドライアイにもなりやすくなり、眼病の元とも言えます。
さらに、朝晩のスキンケア時には指で(額の筋肉の力で目を開かないように)眉の位置を固定した後で、しっかりとパチパチまばたきを数回し、今度は下まぶたのみで目を閉じるような動作をしましょう。
下まぶたがプルプルと小刻みに震えれば、筋肉が鍛えられている証拠です。5秒キープしたら力を抜き、次は目を思いっきり見開いて5秒キープしましょう。この「下まぶたプルプル⇒目を見開く」を3回繰り返します。
※目の下に余分なシワがつかないように注意しましょう。
【まぶたのたるみ対策.摩擦には?】
まぶたに摩擦を与えている自覚がある場合は、可能な限りまぶたを触らないようにして、摩擦や刺激を与えないようにしましょう。
つけまつげやアイプチ・メザイクをしている場合は、取り外しの際にまぶたを無理に引っ張って、皮膚を伸ばすことがないようにしてくださいね。
まぶたのたるみは日々の蓄積です!
まぶたのたるみはじょじょに起こるため、気づいた時には数日で元に戻ることはほぼありません。
そのため少しでも早く目元のエクササイズやアイケアを行い、美容成分を取り続けることで、加齢に負けずにいつまでもハリのある美しい目元をアピールできるようにしましょう。
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